見知らぬ猫が、右の向かい側の座席から降りてやって来ました
「あの、ちょっと すいませーん!」
(ん、なんだろ)とダンシャクは顔を向けました
「今って、2012年の…」と現在の時刻を聞いきました
「違うよ」
「え、違うの?! ちょっと教えてくれる?」
彼は、七分遅れていることを伝えました
「ありがとう!時計合わせてくるの 忘れちゃってさー!
…前、失礼するよ!」
「あの、ちょっと すいませーん!」
(ん、なんだろ)とダンシャクは顔を向けました
「今って、2012年の…」と現在の時刻を聞いきました
「違うよ」
「え、違うの?! ちょっと教えてくれる?」
彼は、七分遅れていることを伝えました
「ありがとう!時計合わせてくるの 忘れちゃってさー!
…前、失礼するよ!」
そうして、目の前に椅子に座り話をし始めました
「ところで、キミ…おっと!先に 名前教えてもらっていい?」
ダンシャクは見知らぬ猫に名前を教えました
「 へぇー、いい名前だね!」
ダンシャクは、少し嬉しくなって、調子に乗って 「カッコイイだろ」と受け答えました
「 うんうん、男らしくて、キミにピッタリだと思うよ」
「ありがとう!」
見知らぬ猫は、初対面の人を喜ばすのがとても上手でした。
きっと、多くの人と出会ってきたんだと、ダンシャクは思いました
「ところで、キミ…おっと!先に 名前教えてもらっていい?」
ダンシャクは見知らぬ猫に名前を教えました
「 へぇー、いい名前だね!」
ダンシャクは、少し嬉しくなって、調子に乗って 「カッコイイだろ」と受け答えました
「 うんうん、男らしくて、キミにピッタリだと思うよ」
「ありがとう!」
見知らぬ猫は、初対面の人を喜ばすのがとても上手でした。
きっと、多くの人と出会ってきたんだと、ダンシャクは思いました
「 それで キミはこれから どこへ行くの?」
ダンシャクは、村の名前を言いました
「フンベルト村に行くの?」
「 そうそう!」
「 ふ~ん、フンベルト村ねぇ…聞いた覚えがないかど、どこにあるんだろ…」
見知らぬ猫は少し悩み、ハッと閃めきました
ダンシャクは、村の名前を言いました
「フンベルト村に行くの?」
「 そうそう!」
「 ふ~ん、フンベルト村ねぇ…聞いた覚えがないかど、どこにあるんだろ…」
見知らぬ猫は少し悩み、ハッと閃めきました
「あ、そうだ!地図、地図…この路線だと…おっ、もしかして ここかな?!」
と地図を広げて見せてくれました。
ですが、その地図と彼の行く村は違っていました。
「あれ? 違った?じゃあ…こっちかな?」
「ここです!」
「ふぅ、見つかって 良かった!ここフンベルト村だったんだね」
見知らぬ猫は、役目を果たしたかのように安心して喜びました
「それで、キミは そのフンベルト村には よく行くの?」
「覚えてないや」
と地図を広げて見せてくれました。
ですが、その地図と彼の行く村は違っていました。
「あれ? 違った?じゃあ…こっちかな?」
「ここです!」
「ふぅ、見つかって 良かった!ここフンベルト村だったんだね」
見知らぬ猫は、役目を果たしたかのように安心して喜びました
「それで、キミは そのフンベルト村には よく行くの?」
「覚えてないや」
「えっ、そうなの?!」
見知らぬ猫は驚きました。
「じゃあ…今日は いったい 何しに 行くわけ?」
「お引越し」
「ヘェ〜…行ったことがあるか 覚えてもいない所へ お引越しするだなんて、 変わってるね。」
見知らぬ猫は、少し考えこんでしまいました。
「 なにか 不思議な力で 導かれたような 感じなのかな…?」と聞きました。
ですが、彼は 「そうでもない」 とあっさりこたえました
見知らぬ猫は驚きました。
「じゃあ…今日は いったい 何しに 行くわけ?」
「お引越し」
「ヘェ〜…行ったことがあるか 覚えてもいない所へ お引越しするだなんて、 変わってるね。」
見知らぬ猫は、少し考えこんでしまいました。
「 なにか 不思議な力で 導かれたような 感じなのかな…?」と聞きました。
ですが、彼は 「そうでもない」 とあっさりこたえました
「あはは!
それでも お引越しするだなんて、それこそ不思議なもんだね!」と見知らぬ猫は大笑いしました
「とにかく、村での 新しい生活が楽しいものになること願ってるよ!」
見知らぬ猫は、旅の中でのすれ違いをとても大切にしていました
アナウンス 「まもなくー、フンベルト村ー」
それでも お引越しするだなんて、それこそ不思議なもんだね!」と見知らぬ猫は大笑いしました
「とにかく、村での 新しい生活が楽しいものになること願ってるよ!」
見知らぬ猫は、旅の中でのすれ違いをとても大切にしていました
アナウンス 「まもなくー、フンベルト村ー」
「おっと!もう フンベルト村に 着くみたいだね おしゃべりに 付き合ってくれて ありがとう!
おかげで楽しかったよ!
おかげで楽しかったよ!
それじゃ、元気でね!バイバーイ!」
ダンシャクは、村に付くまでの、ほんの少しの時間を見知らぬ猫と電車で過ごせて嬉しそうでした。
ダンシャクは、村に付くまでの、ほんの少しの時間を見知らぬ猫と電車で過ごせて嬉しそうでした。
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